片づけの資格を持たずに仕事をしてきて、よかったこと。
結論から言うと、メリットは、
『自由な立ち位置で、お客さんのことと自分のことだけ考えて知識と経験を積み重ねてこられたこと』です。♪( ´▽｀)
私は片づけの資格をひとつも保有していません。
そんな私ですが、本当にありがたいことに、
片づけの仕事を途切れることなくいただいています。
資格を取らなかったのは、所詮民間資格ということもありますが、
無免許ということで、『片づけ界のブラックジャック』
とゆーキャッチコピーを名乗ろうと考えていた…というのは、
ナイショです（笑）。
とはいえ、取得を考えなかったわけではありません。
片づけの仕事を始める前には、
そこまで必要性を感じなかったし、
（家事代行会社での整理収納の仕事が、信頼の担保になった）
独立してからは、
唯一真剣に取りたいと思った石阪京子先生の片づけのメソッドは、
まだ協会化していないので（涙）、取れなかったので、
特に片づけを始める前は、
一刻も早く、『片づけの仕事』がしたかったし、
すでにかなりの片づけ本を読みあさっていたので、
知識は十分だと思っていました。
欲しかったのは、現場経験、すなわち場数。
経験値をとにかく積みたかったのです。
いまも全く変わらないのですが、
何がプロとして必要なのか？をいつも一番教えてくれるのは、
お客さんです。
だから、いまも料金を業界標準よりも、かなり安めに設定しているのは、
現場経験の数は、積み重ねれば積み重ねるほど、
短時間で完成度の高い片づけができる技術が身につきます。
そうなったら、ますます、お客さんに喜んでもらえる。
私にとって、現場経験の数って、資産です。
ちなみに、私は今のところ、約80軒、350回以上訪問の片づけをしていますが、
私が日本で最高の片づけのプロと尊敬している石阪京子先生は、
片づけ切った家だけで300軒、
回数にしたら1000回は軽く超えてらっしゃるので、
まだまだ精進が必要なんですけどね・・・！！Σ（ﾟдﾟlll）。
また、これは資格を取ったばかりの人にありがちな油断だと思うのですが、
「自分の協会のテキストしか読んでない人が多い」です。
だから、他の片づけの資格や協会のことを知らない。
話題の片づけのベストセラーであっても、読んでいない。 内容も把握していない。
私も全部読んでないときありますが（汗）、
整理収納アドバイザーと、
ライフオーガナイザーと、
ときめき片づけコンサルタントと、
ミニマリストの違いを説明できない資格取得者が、
意外に多いです。
家が片づけきったら問題ないともいえますが、
お客さんは「そんなことも知らないのか」って思っちゃいますよね。
資格を持ってないおかげで、こういった油断はあんまりなかったかもです。
あとは、人間関係の煩わしさを
一切ショートカットできて本当に良かったです。（笑）
いまは、本当に尊敬できる同業者の友人もできましたが、
それって資格を取っていたら、できたかどうか。
片づけに限った話ではないですが、
資格を取得するということは、知識とトレーニングの水準保証であって、
一部の実践経験の取得もカリキュラムにはいってる資格でない限り、
仕事の質を保証するものではありません。
また、高価な資格を取得してしまったがために、
仕事の内容は変わらないのに、
その投資分を回収するために価格に転嫁してしまう・・・という、
お客さんにとって利益にならない、本末転倒なこともありえます。
どちらにせよ、個人で素晴らしい仕事をされているプロは、
皆さん、本当に勉強家です。
そんなプロのお家のお片づけも、何人か手伝わせていただきましたが、
そういった方は、片づけのことを考える暇もないほど、
お客さんのために勉強されていて、資料の山が部屋を圧迫するほどです。
「資格は始まりに過ぎない」と、つくづく思います。
もしかしたら、資格を取っていたら、
私の知らないメリットがあったのかもしれません。
しなくていい苦労をしてしまってたかもしれません。
それでも、そういうめんどくさいことを全部ショートカットできて、
お客さんのためと、自分のことだけ考えて片づけしてこられて、
ほんとによかったです♪( ´▽｀)
ではでは、明日も良いお片づけを！
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