古き良き昭和の美しさ。
旦那さんが持っている日本映画のDVDを、暇を見つけてちょこちょこ見るのが、最近の楽しみです。
昔の日本映画って、ものすごいクオリティ高いですね。
役者さんも、ストーリーも、味わい深い。
画面の端々にまで手を抜いていない感じ。
いまさらですが、すごく面白い。下手な最近の作品見るより面白いと思います。
中でも、小津安二郎監督作品は、いいですね!
日本映画の巨匠といえば、黒沢明、溝口健二、成瀬巳喜男らと並んで、必ず名前があがる小津安二郎。
昔は敬遠していたのですが、
三十路半ばになってから改めて見ると、しみじみ、良いなあ・・・・と感じるようになりました。
日本的な人や風景や家庭の中を、とても美しく画面の中におさめていて、でも、懐かしくて、あたたかい。
原節子も、大輪の花が咲いたように綺麗だけれど、明るくて、爽やかで、思いやり深くって・・・
こぢんまりと片付いた部屋に集まる家族は、すれ違いはあっても、肩を寄せ合いご飯を食べている。
個人的に、こんなブログを作るくらい、衣食住の心地良さをあれこれ工夫するのは大好きですが、誰かが喜んでくれないと、張り合いもない。
誰かと共有してこそ、心地良さって完成するみたいです。
それを、とても美しい映像で見せてくれるのが、小津映画かなあ…と。
そんなことを観ながら思いました。